2011-12-28

2011年を振り返る



クリスマスの様子などいろいろお知らせしようと思っていましたが、日々の忙しさに追われておりました。
気がつけばもう年の瀬ですが、この一年は本当にいろいろな事がありすぎた年でした。
中でも震災や原発事故いう大きな出来事があり、そんな中で家族や大切な人との絆や、当たり前に暮らすこと、当たり前に生きることの大切さを改めて深く考えた一年でした。
お店を始めて間もない頃、なぜこんな場所で開店されたのかと、取材で何度か聞かれたことがありました。なにも人里離れた山奥で店を構えているわけじゃなく、こんな場所なんていうのはこの地域に暮らす方々に対して失礼な話で、ここにも人の暮らしがあり、行き来があり賑わいもあります。人の暮らしがあるところにお菓子屋さんがあって当然だと思っている僕たちにとって、この場所やこの地域の方たちは本当に素晴らしい存在だと思います。
そしてここでしか得られない喜びを日々感じています。
妻と一緒にお菓子を作り接客をして、来て下さるお客さんと会話をする中で、このお客さんの暮らしに小さな花を添えることができていると実感する毎日です。
お菓子はテーブルの主役ではなく、囲んでいる人たちの幸せな時間に花を添えるものであってほしい、という思いで、明くる年も作り続けていこうと思います。

上の写真は、アレグレス広尾の塩谷シェフにお声掛け頂き、陸前高田の子供たちに贈ったシュトレンです。
直接子供たちの笑顔を見ることはできませんでしたが、子供たちの暮らしに小さな喜びを贈れたようで、とても嬉しく思います。

皆様にとって2012年がより良い一年になりますように。

2 件のコメント:

ともゆう さんのコメント...

ケーク・オ・フィグすごく美味しかった!!いちじくの甘さと食感が絶妙です。福島県郡山市に住んでいる者です。近くの雑貨店のお菓子フェアで出会いました。また買いますね。

lisblog さんのコメント...

ともゆうさんありがとうございました。
郡山では僕の先輩が独立してお店をやっていて、遠からず縁を感じる所です。
今年も郡山には遊びに行こうと思っております。こちらに足を運ぶ機会がございましたらお立ち寄りくださいませ。
お待ちしております。